その他
県内自治体における無線通信技術を活用した害獣対策に関する実証実験の開始について
~IoTセンサー及びAIカメラを用いて、クマ被害の削減を目指します~
株式会社秋田ケーブルテレビ(代表取締役 末廣 健二)と県内自治体におけるクマ被害の対策として、IoTセンサー及びAIカメラを活用した実証実験を開始しました。
秋田県では今年もクマの出没や被害が相次いで報告されており、住民から不安の声が寄せられています。
今回の実証実験は、被害を未然に防ぐことを目的としており、過去にクマの出没が確認された山林などに設置された箱罠をIoTセンサーとAIカメラによって遠隔監視するものです 。
このシステムでは、クマが箱罠に入ると振動センサーが作動し、動物が捕獲されたことを通報します 。同時に、AIカメラが捕獲した動物の種類を画像で判断します 。これらの情報はLPWA(省電力広域無線通信)などの無線通信を通じて送信され、自治体関係者や住民は迅速に情報を確認できます 。このIoT機器の導入により、クマが出没した際に自治体関係者や住民へ迅速な情報提供が可能となり、クマによる被害削減及び、箱罠の見回り時に発生する二次災害の防止に資する検証とします。
本実証実験では安全性を確保した上、撮影画角や箱罠とカメラとの離隔等、最適な設置位置を検証し、AI検知精度を高めて正確かつ効率的な運用を目指します。
1. 実証期間
令和7年8月~令和7年12月
2. 実証場所
県内3ヵ所 (宿泊施設、山林の箱罠付近)
3. 実証内容
IoT機器を利用したクマの出没監視と通報システムの検証
4. 実証実験 概要図

8月中旬にIoT機器設置後、2か所の箱罠に捕獲されるクマの様子をAIカメラで撮影、撮影された画像は自治体担当者に共有されております。
【撮影写真】


【撮影画像】

以上
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社秋田ケーブルテレビ
テクニカルクリエイト本部 IoTコト・ウル担当
電話:018-865-5141
E-mail: cna-iotpj@cna-catv.co.jp
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