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ジェネリック医薬品(後発医薬品) |
■ お薬の種類
お薬には、薬局の店頭で販売されている一般用医薬品(個人が直接購入できる医薬品)と、医療機関で処方される医療用医薬品(個人が直接購入することはできない医薬品)があります。そして、医療用医薬品には、先発医薬品とジェネリック医薬品(後発医薬品)があります。
■ 先発医薬品とジェネリック医薬品(後発医薬品)
AとBというお薬があります。AとBは名前(製品名)が違いますが、実はどちらも中身は全く同じ・・・。でも、価格が違います。これが先発医薬品とジェネリック医薬品の違いです。
先発医薬品とは、お薬を開発・製造し、他社よりも先(一番最初)に発売したお薬のことをいいます。
ジェネリック医薬品とは、先発医薬品の特許が切れた後に、他社が同一の成分で同一のお薬を製造・発売したものをいいます。
先発医薬品は、研究や開発に莫大なコストがかかるため、薬価(価格)が高くなってしまうのに対し、ジェネリック医薬品はコストが少ないため、安価で販売することができます。そのため、同じ成分・効果(同一の医薬品)であっても、薬価に違いがあるのです。ジェネリック医薬品も先発医薬品同様、厚生労働省の厳しい承認を得て発売されていて、品質も先発医薬品と同等であると保証されています。
ジェネリック医薬品を使うと、患者さんのお薬代の負担が少なくなる上、国の医療費節減にもなります。
■ 2006年4月から選択可能に!
2006年4月から、処方せんの様式が変更になり、新たに「後発医薬品への変更可」の欄が加わりました。この欄に医師がサインすることによって、患者さんは、処方せんを持って行かれた調剤薬局で、先発医薬品のままで良いかジェネリック医薬品に替えるかを選択することができます。ただし、ジェネリック医薬品が発売されていないお薬や、すでにジェネリック医薬品を処方されている場合もございますので、どうぞお気軽にご相談ください。
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