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塗装のこと |
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塗装の目的 |
- 木部や鉄部の表面を覆い風雪や塩害から守り保護します。
- 物や場所により美観や機能性を持たせます。
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塗料の選び方 |
- 目的に合った塗料を選び適切に塗装をする。
- 色や塗装の厚さも考慮する。
- 塗料メーカー、塗料の種類は相当数になります、時間を掛けて調べる。
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塗替のこと |
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塗装の劣化 |
- 塗装されたものは年数と共に劣化していきます
(屋根や外装、鉄部等)
- 室内造作や木工品、漆器等は紫外線や温度湿度により劣化します
(フローリング、家具、漆物)
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塗替の時期
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- 屋根 剥離が目立ってきたら点検、錆が目立ってきたらすぐに部分補修塗装または塗替をする。
周期は状態により4〜5年、最近の長持ち使用は7年ぐらい大丈夫。 最近の良質カラートタンの1回目塗装は10年前後の場合もある。
- 外装 チョーキング(触ると白い粉がついてくる)や汚れが目立ってきたら点検。
クラックや膨れが有ったり、塗幕の剥離・変色が著しいときは補修や塗替えが必要。
- 外部の木部 無塗装の場合もありますが、汚れが目立ったり、カビや藻などが付着するようになります。日割れが目立ったり、塗料が剥離して白っぽくガサついてきたら、手入れの時期です。
- 屋内 木製枠、巾木、敷居、木床、家具等 艶むらや色むらが目立ってきたら点検し、必要あれば塗替。
- 漆器 漆塗りテーブル等 艶むらや色むら、傷など点検、拭いたときに色が落ちてきたら特に注意、手入れ必要。
- もちろん、デザインや、気分転換で色変えは随時です。
- 少し早めの塗替が、長持ちの秘訣です。
- 場合によっては、最小限の補修もあります(骨董生のあるもの、意匠を残したい物等)。
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あなたも塗装屋さん |
簡単な掃除と補修の仕方
いずれも汚れ、水分、ごみ等を
取り除いてからの工程です。
塗料が付いて困る部分は
あらかじめマスキングテープと
ビニルシートなどで覆います。
外部用塗料の説明 |
外壁の場合
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(サイディング等)(リシン仕上げ、吹き付けタイル等)(鋼板等)(木材、丸太等)
不良部分、劣化部分をサンドペーパーで研磨する(#180〜#240程度。
プライマー(密着を良くする、吸込み防止、)を塗布。
同色の仕上げ材を2回塗布して完成です。
基本は同じです。
その材質や、場所によって塗料を替えますが、最近は万能型の塗料が有りますので、
補修程度であればほとんどの場合共用できます。
木部の木目が見える場合(透明、半透明)は着色後木部用ニスを塗ります。
防腐等保護塗装の場合は、専用の塗料があります。
コーキング部分の不良箇所は、部分除去、掃除し
プライマー塗布、コーキングします。
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屋根の場合
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(トタンぶき)
錆をサンドペーパーで落す(#120〜#180程度)。
錆止め塗料を塗る。(錆がひどいときは2回塗る)
仕上げ塗料を塗る。
(和瓦、洋瓦、コロニアル等)
割れにはコーキングする。(塗装は難しいのでプロへ)
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金物(鉄類)
金物(アルミ、ステンレス等)
木製品(玄関ドア等塗装品)
木製品(フェンス、目隠し等 |
(鉄製品、柵類、灯油タンク、メーターボックス、配管ほか)
上記トタンの補修と同じ要領です。
(アルミ、ステンレスなど)
錆びないと思っても、やはりブツブツができます。
塗装の無いものは、汚れを取って、ワックスで拭き上げてください。
塗装が剥げているときは、サンドペーパーし、プライマーを塗装後
仕上げ塗装します。
(木製品、玄関戸等)
汚れを落としてから、サンドペーパーで均し、透明ニス又はペイントを塗りますが、
補修は最小限とします。全面は難しいかも、、、、
(木製フェンス、目隠し、柵等)
多くは防腐塗装なので、汚れを落としてから、防腐塗装をします。
簡単なので、全面に塗ります、2回塗ればより長持ちします。
ペイントの場合でも下塗りに防腐塗装を施せば最良です。 |
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一般的な塗替の方法(基本)
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- まず塗装の目的が決めます。耐久性、美観性等。
- 塗料の選択と工法を決めます。
- 色の選び方も大切です。
アマチュァの場合、制約があるとしても、基本はプロも同じです。目的に向かって、挑戦しましょう。
- 塗料購入のお店や、DIYショップ等で知識を得る (コツ習得までは無理?) ご相談をメールして下さい。メールでご返事します。
- コツは
- 別のものに試し塗りをしてみる。
- 一度に厚く塗らない。
- 1回目が十分に乾いてから、軽くサンドペーパーを掛け、2回目を塗る。
- 塗装方法や回数は、塗るものや塗料によって違いますので、遠慮なくお尋ねください。
- 高価な木工品や、漆器等は、サンドペーパーや間違った塗装をしてしまうと、取り返しがつきません。知識の十分なプロに尋ねるのが賢明です。
- 火気厳禁・安全衛生
- シンナーなどを含む場合、火気に十分注意する
- 臭気、毒性など注意を要するものも有る
- 最近は火気や毒性の心配が無い水性のものが多くなってきているので水性塗料がよい
もし失敗したら
- 乾燥しない
- 2液型の場合混合の割合や、撹拌が不十分 ⇒ 剥ぎ取リ後再塗装する。
- 温度が極端に低い ⇒ 室温を上げるか、暖かい日に塗装する。 (ヒーターなどを利用するのも一案ですが、急ぐとふくれがおこる)
- 表面が平滑でない
- サンドペーパーで滑らかにする(荒すぎる番手を使うと傷になるので注意)
- 色むらが有る
- 撹拌が足りない ⇒ 缶の底から十分に撹拌する
- 種類の違ったものが混じった ⇒ 新たな塗料を準備する
- 塗料がはじかれる
- 短期間に剥げた
- 目的に合った塗料と工法であれば、簡単には剥げませんが、何か不具合があったと思われます。原因を確かめて、塗替をします。
- コーキングには塗料の付着しないものが有るので注意。
- 水分の多い木部や、結露した鉄部に塗装した場合はすぐに剥げます。
- 低温の日や、湿気の多い日は鉄部には結露することが有ります。
- 常時湿気の多い場所は通常剥げ易いとしています。
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