仮面ライダーの部屋

 

ブレイド 一号 THE FIRST NEW電王完結記念

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

仮面ライダーブレイド(キングフォーム)

 

 仮面ライダーブレイドはTV番組「仮面ライダーブレイド」の主人公。「キングフォーム」はブレイドの最終・最強形態。
 このイラストのブレイドが手にしている剣は、最強武器
「重醒剣(じゅうせいけん)キングラウザー」であり、13枚のラウズカードをラウズ(装填)することで殺すことができない敵=アンデッドを一撃で消滅させる「ロイヤルストレートフラッシュ」という必殺技を放つ。

 

【作品基本データ】

2004〜2005年。テレビ朝日系列。全49話。平成仮面ライダーシリーズ第五弾。原作=石ノ森章太郎。脚本=今井詔二他。監督=石井秀範他。音楽=三宅一得。クリーチャーデザイン=韮澤靖 

【ストーリー概要】

 人類基盤研究所(BOARD)は不死という特性を持つ53体の生命体を発見し、これを人類の始祖として「アンデット」と名づけた。その頃、アンデットの封印が何者かによって解かれ、アンデットは人間を襲い始める。BOARD所長、烏丸啓はアンデットの特長を生かした「仮面ライダーシステム」を開発、一号ライダー「ギャレン」に続いて二号ライダー「ブレイド」を誕生させる。 

 

【イラスト解説】

  ブレイドの全身がまばゆいほどに発光しています。この金色の光はあらゆる「邪」をよせつけないほどの高貴で清浄な光だと思います。まさしくこのブレイドは「いにしえの神話に登場する英雄」のような神々しさに満ち溢れています。

 また全身の金色のパーツがすばらしく精密に描かれています。背景も「伝説」が語られるにふさわしい神話的な光景を醸しています。またポーズもシャリバンの「シャリバンクラッシュ」を連想させるほどダイナミックであり、まさにこのイラストは彩華さんの特撮イラストのひとつの「到達点」と思えるほどに完成度の高さを示しています。

 

 

(彩華さん&黒猫館&黒猫館館長)

 

 

 

 

仮面ライダー一号 THE FIRST

 

 「仮面ライダー一号」は劇場用映画「仮面ライダー THE FIRST」の主役キャラクター。悪の組織、ショッカーに改造された改造人間・本郷猛は脳改造を免れて、悪の組織ショッカーに立ち向かう。  

 

【作品基本データ】

制作・配給=東映。2005年度作品。90分。製作=石井徹。監督=長石多可男。脚本=井上敏樹。出演=黄川田将也・高野八誠他。

【ストーリー概要】

 城南大学の学生・本郷猛は、化学者として将来を約束された青年でだった。しかし、彼の人生は、ある日突如として現れた謎の男たちによって、大きく狂うこととなる。本郷を拉致した集団の名は、ショッカー。社会の裏に暗躍する、謎の秘密組織である。ショッカーによって改造手術と洗脳を施された本郷は、バッタの能力を持った悪の尖兵――改造人間“ホッパー”として、破壊活動を繰り返す。しかし・・・

 

【イラスト解説】

 この「仮面ライダー一号」のイラストは変身ヒーローとして、単に格好が良いだけではなく、一号が、「仮面ライダー」という作品の持つ基本テーマである「改造人間としての悲しみ」や「そこから派生する黒い闇」を「背負って」いる重さが感じられるイラストです。

 特にバックが大都会の深夜の片隅のような、黒一色なのが一号の「深い心の闇」を表現しているようで、「正義の味方」というより「孤独な復讐者」としての一号の持ち味が良く出ています。また銀を基調としたボディのデザインが最高にスタイリッシュです。また無表情・無機質な一号の顔が「青い焔」とも言える冷静なショッカーにたいする復讐心を表現しているようで思わず「慄然」としてしまいます。

 総じて作者のダーク系イラストの最高峰とも言える出来の本日のイラストで、「仮面ライダー」という作品の原点である「怪奇性・ほの暗さ」をまざまざと感じてくれるイラストに仕上がっています。

 

 

 

「♪クライマックスは続くよどこまでも♪」
(電王完結記念イラスト)

☆☆☆☆☆「仮面ライダー電王」完結記念に頂きました!!☆☆☆☆

 

 「♪クライマックスは続くよどこまでも♪」は2008年1月20日に完結したTV特撮番組「仮面ライダー電王」の完結記念イラスト。「電王」出演のほぼすべてのキャラが集合した「記念碑的」イラストである。

 

「仮面ライダー電王」

【作品基本データ】

テレビ朝日系列放送。2007年〜2008年。原作=石ノ森章太郎。プロデューサー=梶淳、白倉慎一郎。監督=田崎竜太、長石多可男他。脚本=小林靖子他。音楽=佐藤俊彦。出演=佐藤健。関俊彦他。

【ストーリー概要】

気の弱い青年・野上良太郎の前に突如現れた謎の電車「デンライナー」。その電車から現れる謎の少女。さらに「イマジン」と呼ばれる怪人たちが良太郎を襲う。少女は良太郎に「電王」になって戦うように告げる。そして・・・

 

【イラスト解説】

 このイラストこそ作者の2007年から2008年にかけてのライフワークとも言える「仮面ライダー電王」イラストのクライマックスです。「電王」登場のほぼすべてのキャラが一堂に会したまさに「記念写真」的イラストに仕上がっています。
 
 まず画面中央下にはメインヒロイン「ハナ」の途中降板という番組自体の危機にあたって番組を支えた名子役「コハナちゃん」がガッツポーズをしています。この「コハナちゃん」登場なくしては「電王」という番組自体が危うかったので、このコハナちゃんのガッツポーズは「非常に納得できる」ものとなっています。
 そしてその右上・左上には独特の個性で番組をひっぱった主役「良太郎」のファイブヴァージョンが描かれています。さらに右上にはサブヒロインとして番組を盛り上げた「ナオミ」がコーヒーを持って立っています。
 そしてなんと言っても、「ナオミ」の反対側には「このキャラなくしては電王はヒットしなかった」であろう名脇役「モモタロス」が楽しげに描かれています。

 総じてわたしたちは「いまだにデンライナーの内部で旅を続けている」、そんな楽しい錯覚に陥ってしまう作者の一年間の総決算とも言えるイラストで、筆者はこの素晴らしいキャラたちに対して「最高だよ。最高。おまえら、もう最高。」と最大級の祝辞を贈ってしまいました。