ガンダムの部屋

フォウ・ムラサメ ディオ・マックスウェル ヒイロ・ユイ アイナ・サハリン
アイナ・サハリン(ドレス) コウ・ウラキ カガリ・ユラ・アスハ ドモン&レイン
メイリン・ホーク リリーナ・ピースクラフト ミスター・ブシドーNEW ティエリア・アーデ(女装)NEW
NEWルナマリア・ホーク

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フォウ・ムラサメ

 

【作品データ】

 「フォウ・ムラサメ」とはTVアニメ番組「機動戦士Zガンダム」に登場するキャラクター。
 彼女は地球連邦政府・ムラサメ研究所で改造された「強化人間」である。その改造の過程で自己の記憶・名前を失う。なお「フォウ・ムラサメ」とは「四番目に改造された被験者」という意味の仮の名前であり本名ではない。本名は劇中で明かされなかった。

「機動戦士Zガンダム」

【基本データ】

1985〜86年放送。テレビ朝日系列放送。全50話。原作・総監督=富野由悠季。キャラクターデザイン=安彦良和。メカニックデザイン=大河原邦男。音楽=三枝成章。脚本=大野大寛他。  

【ストーリー概要】

 一年戦争終結から七年後、地球連邦政府はジオンの残党狩りのための組織として「ティターンズ」を創設する。これに反発するコロニー移住者らは「エゥーゴ」という組織を創設し、しだいに両者の対立は激化してゆく。コロニー在住の少年、カミーユ・ビダンはしだいに両者の戦闘に巻き込まれてゆく。 

 

 

【イラスト解説】

 このイラストはホンコンシティでのフォウとカミーユの初めてのデートの時の様子を描いたものです。なにか戦争のうち続くほの暗い世界にそこだけ一瞬スポットライトがあたったかのような、そういう感慨を催してしまうイラストです。

 強化人間として幸薄い人生を歩んできたフォウがカミーユと出合った、その喜びがありありと表現されています。そしてその喜びもまた戦火の中へと消えてゆくだろうという哀しみの予感を伴った「憂い」も同時に表現されています。

 フォウの全身が発光しているのはそんな「一夜だけのラブロマンス」に輝いているフォウの心を象徴しているのだと思います。

 イラスト的にはフォウのふわふわした服が良く描けています。ふわふわした服に影をつけるのは難しいと思うのですが、実に上手く影もつけられています。

 

彩華さん&黒猫館&黒猫館館長

 

 

 

 

ディオ・マックスウェル

 

【作品データ】

 「ディオ・マックスウェル」はTVアニメ番組「新機動戦記ガンダムW」に登場するキャラクター。コロニー側が送り込んだ五体のガンダムの内で2番手である「ガンダムデスサイズ」(死神の大鎌)に搭乗する。しかし「死神」を自称する割には明るく利発な性格の少年であり、主人公であるヒイロ・ユイのピンチを何度も救う。

「新機動戦記ガンダムW」(基本データ)

1995〜96年放送。テレビ朝日系列。全49話。原作=矢立肇・富野由悠季。監督=池田成。シリーズ構成=隅沢克之。キャラクターデザイン=村瀬修功。メカニックデザイン=大河原邦男。 

「新機動戦記ガンダムW」(ストーリー概要)

アフター・コロニー195年、地球圏統一連邦の強硬な支配に抗してコロニー移住者たちは「オペレーション・メテオ」を発動し、地球圏統一連合と軍事秘密結社オズに対して、五体の新造モビルスーツ「ガンダム」を送り込む。
物語はこの五体のガンダムの内の一機に搭乗するヒイロ・ユイを中心に進行してゆく。 

 

【イラスト解説】

 このイラストの最大の特徴はディオの「眼」であるように思われます。すなわち青くクリクリとした利発そうな眼です。この「眼」を観ているだけでなんとなく安心してしまう、そんな眼をしています。
 ガンダムWではヒイロ・ユイが主人公とすればディオは「副主人公」の位置にあるものと思われます。そういった「二番手」のキャラの「利発さ」「明るさ」「ユーモラスさ」がありありと表現されたイラストとなっています。
 また前方の立ち姿と後方のアップ、背景の憂いを含んだ夕焼け雲など見所の多いイラストになっています。

 

 

 

ヒイロ・ユイ

 

【作品データ】

同上。

 

【イラスト解説】

 ガンダム・パイロットとして、クール&ハードな性格のヒイロですが、このイラストでは不敵な笑みを浮かべています。恐らくこのイラストでのヒイロ・ユイは背広を粋に着こなしていることから、「オフの日」のヒイロなのではないか、と推測してしまいます。
 普段は過酷な戦場でパイロットとして、ハードな仕事に従事しているヒイロだけにオフの日はぐぐッと力を抜いてリラックスしている雰囲気でしょうか。
 もしかしたら、彼はこれからリリーナ様とのデートかも知れないと思うと、思わず観ているわたしたちの顔もほころんでしまう、そんなイラストに仕上がっています。 

 

  

 

アイナ・サハリン

 

 アイナ・サハリンはOVA「機動戦士ガンダム08MS小隊」に登場するキャラクター。ジオン軍の名門であるサハリン家の令嬢であり、サハリン家再興のため兄・ギニアスに仕えていた。
 一年戦争時はザクに搭乗し、宇宙空間でシロー・アマダの搭乗するボールと交戦する。双方大破して救出されるが、交戦後はシローにたいして愛情を抱くようになる。

「機動戦士ガンダムMS08小隊」

【基本データ】

OVA作品。全11話。一本30分。番外編「ラスト・リゾート」、劇場版「ミラーズ・レポート」あり。制作=サンライズ。原作=矢立肇。監督=神田武幸・飯田馬之助。キャラクターデザイン=川本利浩。メカニックデザイン=大河原邦男。音楽=田中公平。

【ストーリー概要】

 連邦軍のパイロット、シロー・アマダは地球のアジア戦線に配属されることになる。そこへ向かう途中、敵パイロット(アイナ)と接触、交戦する。しかしそれがきっかけとなってアイナと交流が生まれる。やがてアジア戦線に配属されたシローは小隊の仲間と共に数々の苦難を乗り越えてゆく。

 

【イラスト解説】

 アイナがなんとも柔らかな表情でこちらを見つめています。このアイナは「サハリン家の令嬢」という息苦しい生活からひょいと抜け出して、街に遊びに行っている時のアイナである雰囲気です。セーターを肩にかけた非常にラフなスタイルながら、それでもやはり「気品」を感じてしまうのは、アイナの「優しい中にも凛とした力強さのある」性格のためでしょうか。

 

アイナ・サハリン(ドレス)

 

【イラスト解説】

 一枚目のアイナがラフな遊び着のスタイルのアイナであったのに対して、この二枚目のアイナは正装しているようです。特に黒いシャッツと首に巻いたチョーカーがなんとも「大人」しています。サハリン家の令嬢としてお客さまをもてなすアイナの「礼儀正しさ」がまざまざと感じられるイラストに仕上がっています。
 また背景に注目してみましょう。黄色い暖色系の背景は「暖かな室内」を連想させて、見ているわたしたちの心にアイナの心の暖かさが暗示的に伝わってくる効果を醸しています。

 

 

コウ・ウラキ

 

 コウ・ウラキはOVA作品「機動戦士ガンダム 0083」に登場するキャラクターにして主人公。士官学校卒業後、オーストラリア基地に配属されテスト・パイロットとなる。そんな中、元ジオン軍のアナベル・ガトーがガンダム2号機を強奪、これを阻止しようとしたコウ・ウラキは宇宙を舞台とした大いなる戦乱の中に巻き込まれてゆく。

「機動戦士ガンダム 0083」

【基本データ】

企画=サンライズ。原作=矢立肇・富野由悠季。監督=加瀬充子・今野隆志。キャラクターデザイン=川本利浩。

【ストーリー概要】

 一年戦争の終結後3年、地球連邦軍はガンダム開発計画を提唱し、ガンダム1号機・2号機をオーストラリア基地に搬送する。しかしジオン軍の残党がこの情報を掴んでおり、核を搭載したガンダム2号機が急襲され強奪されてしまう。
 このパイロットこそ、かって「ソロモンの悪夢」と呼ばれたジオン軍エースパイロットであるアナベル・ガトーであった。 

 

【イラスト解説】

 まずコウ・ウラキの顔に注目してみましょう。このコウ・ウラキの顔は、美化された「美形キャラ」でも、誇張された「ヘタレキャラ」でもなく実にリアルに「等身大のリアルな男性」の顔です。こういう顔を描くのは実は意外とに難しいのです。
 また身体のほうに注目してみると、これも20歳前後のしなやかな男性の身体が実に上手く描かれております。骨格・筋肉の付き方までリアルです。
 総じて「真摯に戦場に対峙する一男性兵士の姿」をコウ・ウラキというキャラクターに託して見事に描ききったイラストにしあがっており、バックの「コロニー落し」と共に『ガンダム』というリアル志向の作品の世界観をありありとわたしたちに伝えてくれるイラストです。 

 

 

  

 カガリ・ユラ・アスハ

 

 

 カガリ・ユラ・アスハはTV番組「機動戦士ガンダムSEED」に登場するキャラクター。オーブ首長国連邦の代表、ウズミ・ユラ・アスハの一人娘であるが、父の主張する「絶対中立主義」に強く反発、その眼で世界を見るため国を飛び出す。北アフリカでレジスタンス団体「明けの明星」に加わっていた時にキラ・アスランと出会い、カガリの運命は大きく変転してゆく。

 

「機動戦士ガンダムSEED」

【基本データ】

TBS系列放映。全50話。企画=サンライズ。原作=矢立肇・富野由悠季。監督=福田己津央。脚本=両澤千晶。キャラクターデザイン=平井久司。メカニックデザイン=大河原邦男。

【ストーリー概要】

コズミック・イラ70年に「血のバレンタイン」の悲劇によりナチュラルを代表する地球連邦とコーディネーターを代表するザフト軍の戦いが勃発、オーブ内のコロニー・ヘリオポリスの学生、キラ・ヤマトはこの巨大な戦争に巻き込まれてゆく。

 

【イラスト解説】

 カガリがニッコリと微笑んでこちらを見ています。しかしその笑顔はオーブの「お姫様」としての単に優しいだけの笑顔ではなく、持ち前の直情的な性格が「第一次コズミック・イラ戦争」の修羅場をくぐり抜けたことで、さらに強く鍛え上げられて「芯が一本通った」性格を物語る笑顔のように思われます。
 これだけの「強さ」があればカガリはオーブの首長として国を統率するのに十分である、とわたしたちファンは強く納得させられてしまいます。

 しかし膝を折り曲げたポーズは非常に曲線的でリラックスしており、まさに「柔と剛を兼ね備えた」カガリという女性の内面まで深く踏み込んだイラストです。

 色彩も黄色を基調として青、白が添えられており、カガリの陽気で一本気な性格がズバッとわたしたちファンに伝わってくる、そんな理屈を超えた説得力と独特の味わいのあるイラストで、ずっと観ていても全くあきさせません。作者の「力量」というものはこういう「深い味わい」に表れてくるのだな、深く納得させられてしまうイラストです。

 

  

 

 

ドモン・カッシュ&レイン・ミカムラ

 

☆黒猫館館長が大親友・彩華さんから「Gガンダム」観賞記念にいただいたイラストです!!☆

 

 ドモン・カッシュ&レイン・ミカムラは共にTVアニメ番組「機動武闘伝Gガンダム」に登場するキャラクター。

 ドモンはキング・オブ・ハートの紋章を持つガンダムファイター。幼少時、マスターアジア・東方不敗に師事し、流派東方不敗を伝授される。必殺技は「シャイニングフィンガー」。使用ガンダムはシャイニングガンダム及びゴッドガンダム。

 レインはドモンと幼馴染の女性パートナー。本職は医師であるが、メカニックの調整からガンダムの操縦までこなす才女。

 

「機動武闘伝Gガンダム」

【基本データ】

テレビ朝日系列放送。全49話。企画=サンライズ。原作=矢立肇・富野由悠季。シリーズ構成・脚本=五武冬史。キャラクター原案=島本和彦。メカニックデザイン=大河原邦男。総監督=今川泰宏。 

【ストーリー概要】

未来世紀60年、地球の覇権をかけてガンダムファイト第13回大会が始まった。主人公 ドモン・カッシュもその1人として、地球をリングにして他の選手たちと闘う。しかし彼には戦い以外にもう1つ、祖国ネオ・ジャパンを裏切り、アルティメットガンダム(デビルガンダム)を奪って失跡した兄 キョウジ・カッシュを探すという目的があった。

 

【イラスト解説】

 ドモンとレインのツーショットイラストです。

 このイラストのドモンの表情はまさに「ガンダムファイトを終えて」一回り人間として大きく成長したドモンのように思われます。番組開始当初はまだまだ青臭い青年であったドモンが一年間のガンダムファイトを終えて「オトナ」へと成長した証がありありとうかがえる「いい顔」をしています。
 またレインも最終回のドモンの「熱烈告白」を聞いて「名実共に」ドモンのパートナーとなった素直さがありありとうかがえる明るい表情です。片目をつぶっているのがなんともチャーミングです。
 画調も漫画家・島本和彦氏の「熱血」なタッチが非常に上手く再現されています。また色調も「赤」が非常に巧に使用されていることに注目してみましょう。ドモンのマントの赤、レインの髪の赤、レインの服の赤が微妙に描き分けられていることに気づく筈です。
 世界一、いや宇宙一ともいえるこの素晴らしいカップルを組み合わせて見事なイラストととして仕立てあげた作者にまさに「脱帽」です。

 

 

 

 

メイリン・ホーク

 

 

 メイリン・ホークはTVアニメ番組「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」に登場するキャラクター。メイン・ヒロイン「ルナマリア・ホーク」の実の妹であり、ZAFT軍戦艦のオペレーターとして艦橋で活躍する。番組後半はアスラン・ザラと共に逃亡、オーブ軍戦艦・アークエンジェルのクルーとなる。

「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」

【基本データ】

TBS系列放送。全話。企画=サンライズ。原作=矢立肇・富野由悠季。監督=福田己津央。シリーズ構成=両澤千晶。キャラクターデザイン=平井久司。メカニックデザイン=大河原邦男。

【ストーリー概要】

 本作は、前作『機動戦士ガンダムSEED』での終盤の舞台となった戦い、第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦から2年後の世界が舞台である。
 コズミック・イラ、71年6月15日。大西洋連邦とオーブ連合首長国によるオノゴロ島の攻防戦の中、シン・アスカはたった一発の砲弾で家族を失った。やがてシンは前作の主人公・キラ・ヤマトやラクス・クライン、アスラン・ザラたちが再び武器を取って戦う宇宙的で巨大な戦争の潮流に巻き込まれてゆく。

  

【イラスト解説】

 ガンダムSEED DESTINYでルナマリアと共に絶大な人気を誇るメイリンのイラストです。このメイリンは前半の「ツインテール」ヴァージョンではなく後半の「髪を下ろした」ヴァージョンです。アスランと一緒の逃避行を経て、単なる「マスコット・キャラ」を脱して、人間として一回り大きく成長したかの感が伺えるメイリンのイラストになっています。
 このイラストのメイリンは表情が非常に良いです。明るく微笑んでいますが、単なる無邪気な明るさではなく、愛する者に対して優しく微笑みかけるような「オトナの微笑み」に仕上がっています。
 また手を胸に当てる動作、赤いジャンバーがメイリンというキャラの「アニメ本編ではあまり語られなかった」情熱的な性格を物語っているようです。
 作者のメイリンにたいする愛情が観ているわたしたちにもひしひしと伝わってくる、そんな暖かい気持ちにさせられてしまうイラストです。

  

 

 

リリーナ・ピースクラフト

 

 リリーナ・ピースクラフトはTV番組「機動戦士ガンダムW」のメインヒロイン。イラストはEDのアフリカの風景。ドーリアン外務次官の一人娘として育つが、その正体は、かつて完全平和主義を唱え連合軍に滅ぼされたサンクキングダムの王女リリーナ・ピースクラフトであった。

 

「新機動戦記ガンダムW」(基本データ)

1995〜96年放送。テレビ朝日系列。全49話。原作=矢立肇・富野由悠季。監督=池田成。シリーズ構成=隅沢克之。キャラクターデザイン=村瀬修功。メカニックデザイン=大河原邦男。 

「新機動戦記ガンダムW」(ストーリー概要)

アフター・コロニー195年、地球圏統一連邦の強硬な支配に抗してコロニー移住者たちは「オペレーション・メテオ」を発動し、地球圏統一連合と軍事秘密結社オズに対して、五体の新造モビルスーツ「ガンダム」を送り込む。
物語はこの五体のガンダムの内の一機に搭乗するヒイロ・ユイを中心に進行してゆく。 

 

【イラスト解説】

 リリーナ様がちょっと怖い顔つきでこちらをにらみつけているイラストです。リリーナ様は王侯貴族の末裔なのでこのくらいの「威厳」があってほしいと思ってしまいます。
 また足を広げたちょっと「お行儀」が良くない姿勢やサファリ服など、なんとも「ラフ」なスタイルが逆にリリーナ様の魅力を引き出しているようで、非常に今までのリリーナ様イラストとは「一味違った」斬新な意欲作に仕上がっています。
 女性キャラのイラストといえば「単に可愛いだけ」のイラストを描く作者が多い昨今、その女性キャラの内面まで踏み込んで描かれたような本作品のようなイラストは貴重です。この点でわたしはこのイラストの作者のイラストレーターとしての技量をまざまざと見せられる気がします。

 またバックのナイアガラの滝やリリーナ様が座っている木の質感のリアルさ、アクセント的に飛んでいる蝶など、イラスト全体が見事に「絵」として決まっています。

   

 

ミスター・ブシドー

  ミスター・ブシドーは「機動戦士ガンダムOO」に」登場するキャラクター。特別治安維持部隊アロウズに所属するパイロットであり特殊な「ライセンス」を持つ。また仮面で顔を隠し、陣羽織を羽織るなど非常にユニークなキャラクターである。その正体は謎。
 ガンダムを愛や憎しみを超越した「宿命」であると激しく主張する熱血漢でもある。

 

「機動戦士ガンダムOO」(基本データ) 

TBS系列放送。全話。企画=サンライズ。原作=矢立肇・富野由悠季。監督=水島精二。シリーズ構成=黒田良介。キャラクターデザイン=高川ゆん。メカニックデザイン=大河原邦男。

「機動戦士ガンダムOO」(ストーリー概要) 

 ガンダムOOは、西暦2307の地球を舞台としてスタートする。人類は枯渇した化石燃料に代わるエネルギー源として宇宙太陽光発電システムと軌道エレベーターを実用化していたが、莫大な建造費が必要なこれらのシステムを所有しその恩恵が得られるのは「ユニオン」、「人類革新連盟」、「AEU」の世界3大国家群のみであった。それらの超大国間には全面的な対決こそ無いものの熾烈な軍備開発競争による冷戦状態が継続し、また、いずれの連合にも属せなかった小国は貧困にあえぎ、紛争や内戦を繰り返していた。

【イラスト解説】

 ミスター・ブシドーが「いざ、尋常に勝負!」と相手をにらみつけているような迫力に満ち溢れたイラストです。小心者ならこのブシドーの眼光の鋭さにびびって逃走してしまうのではないでしょうか。
 また日本刀を抜き、上半身全体をそらしたポーズも非常にダイナミックであり、作者の人体デッサンがますます確かなものになりつつあることを如実に示しているようであります。
 そしてバックで散る桜、習字体で「武士道」という文字などイラスト的にもピッチリ完成された極めて高レヴェルの作品です。

 

ティエリア・アーデ
(女装VER)

 

 ティエリア・アーデは「機動戦士ガンダムOO」に登場するキャラクター。ソレスタル・ビーイングに所属するガンダムマイスターの一人。

(基本データ))同上。

(ストーリー概要)同上

 

【イラスト解説】

 これはガンダムマイスターのひとり、ティエリアが敵の本拠地にスパイとして女装してもぐりこんだ時のイラストです。
 このティエリアのピストルを構えたポーズは極めて「危険」なニュアンスに満ちており、またティエリアが実は男性であるという事実もこのイラストの妖しく倒錯した耽美な雰囲気を醸すのに一役かっているようです。

 またティエリアの真っ赤なドレスも「血の色」のようであり、イラストを観賞しているわたしたちも思わずティエリアの「美しくも危険な」魅力に引き込まれてしまいます。

 

 

ルナマリア・ホーク

  

ルナマリア・ホークは「ガンダムSEED DESTINY」に登場するキャラクター。
ZAFT軍の女性兵士。MS「ザクウォーリア」に搭乗して出撃する。
主人公のシンと仲が良い。

 

【イラスト解説】

 非常に活き活きとしたルナマリアのイラストです。
 まさに「元気の良い若い女性」を絵にしたらこうなる、というぐらい「ピチピチ」な元気と青春の陽光に満ち溢れたイラストです。
 ほんのりと頬を赤らめ微笑している表情や身体を反らしたポーズも完璧に描かれており、まさしく作者のベストワークのひとつに選出されるイラストであると思います。
 特筆すべきは身体部分の「影のつけ方」の上手さで、これによってイラスト全体に深みが増しております。 

 

  

   (彩華さん&黒猫館&黒猫館館長)