宇宙刑事の部屋

 

シャリバン(特写風) シャリバン(夜景風) シャリバン・クラッシュ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シャリバン(特写風)

 

【作品データ】

 「シャリバン」とはTV番組「宇宙刑事シャリバン」の主人公。元イガ星人にしてバード星が組織する「銀河連邦警察」の宇宙刑事。人間体・「伊賀電」が「赤射!」の掛け声と共に戦闘スーツ「コンバットスーツ」を着用し、シャリバンに変身する。
 敵は宇宙犯罪組織・「マドー」。シャリバンはマドーと戦いながら、自分の故郷である「イガ星」の再建を目指す。伊賀電の演技=渡洋史。なお、「特写」とは番組放映前に実験的に撮影される写真のこと。その多くは雑誌に掲載される。

「宇宙刑事シャリバン」

放映期間1983〜84年。テレビ朝日系列放映。全51話。プロデューサー=吉川進。監督=小林義明・田中秀夫他。脚本=上原正三・高久進。音楽=渡辺宙明。デザイン=野口竜。

 

【イラスト解説】

 このイラストのバックである澄み切った空に採掘場とくれば2月頃に雑誌に掲載される「新ヒーロー登場」の「特写」を連想します。このイラストもカッコよくポーズを決めるシャリバンがいかにも「特写風」に描かれており「春2月の新ヒーロー登場のわくわく感」を如実に感じさせてくれるイラストです。
 シャリバンはヘルメットで表情は見えないのですが、「これから一年よろしく頼むぞ!」という清冽な「やる気」が感じられて非常にすがすがしいイラストになっています。

 

 

 

 

 

 

シャリバン(夜景風)

  

【作品データ】

同上。

【イラスト解説】

 上の「特写風」シャリバンが春2月頃の早春の雰囲気であるとすれば、この夜景風シャリバンは秋11月頃のクライマックス一歩手前の時期の雰囲気です。この時期にシャリバンの挿入歌「デンジャー・メロディ」が発売されましたが、このイラストはまさに「デンジャー・メロディ」を聴きながらじっくりと鑑賞したいイラストです。
 夜の闇に蠢く魑魅魍魎、そのようなものに「正義の鉄槌」を加える宇宙刑事シャリバン、そういう雰囲気が良く出ています。シャリバンは、その鮮烈な赤とコンバットスーツのきらめきから、夜の高層ビル街などの都会の夜景が良く似合うと思います。

 

 

 

シャリバン・クラッシュ

 

【作品データ】

同上。

 

【イラスト解説】

 「シャリバン・クラッシュ」は宇宙刑事シャリバンの必殺技です。このシャリバン・クラッシュを喰らった敵怪人・魔怪獣はひとたまりもなく爆発してしまいます。このイラストはそんな「シャリバン・クラッシュ」を繰り出す一歩手前のシャリバンです。レイザーブレイドが光輝き、シャリバンの眼が光り、コンバットスーツも黄金色に輝いている、とまさにクライマックスの演出です。
 イラストはバックに「夕日」配し、全体的にシャリバンのテーマカラーとも言うべき「赤」でまとめられています。このイラストはぜひともBGMに渡辺宙明氏の真骨頂というべき「レイザーブレイドのテーマ」を流しながらじっくり鑑賞してみたい名品となっています。

 

 

 

 

 

彩華さん&黒猫館&黒猫館館長