1960年代派の詩人の時代

 

 1960年代は学生歌人・岸上大作の自死と東大学生・樺美智子の死を発端として劇的に盛り上がった『若者の時代』であった。文化面では既成の価値観を破壊するアングラ芸術やアバンギャルドが台頭した。詩の世界もまた例外ではない。当時20代の若者を中心として『凶区』と『ドラムカン』という60年代を代表する詩誌が誕生した。前者の代表的詩人は鈴木志郎康であり、後者の代表的詩人は吉増剛造である。この二人の存在が牽引力となって多くの「言語実験的」な前衛詩が様々な詩人によって書かれることとなる。1960年代はその時代を体験した者によって「祝祭の時代」とも「黄金時代」とも呼ばれる。そんな時代にふさわしい様々な詩人が華やかに登場しては消えていった。

 

◆1960年派詩人関連詩書図録◆

 

出発 吉増剛造
新生都市 鈴木志郎康

 

   

 

 

 

(黒猫館&黒猫館館長)