イクサー1

 

 

 

【オリジナル・ストーリー】

 

 イクサー1「追い詰めたぞ!ビックゴールド!
おまえの野望もここまでだ!覚悟!!」

ビックゴールド「イクサー1、よくぞここまで
わたしを追い詰めた。しかし、、、出でよ!
サーバイオレット!」
(誰も出てこない)
ビックゴールド「なにィ!?なぜ現れない?
サーバイオレットよ。」

イクサー1「ビックゴールド、残念だがサーバイ
オレットはある事情で出演できなくなった。」
ビックゴールド「お、おのれー・・・」
イクサー2「待たせたな、イクサー1.」
イクサー3「ここはわたしにまっかせなさーい!!」
(3人でじわじわとビックゴールドを追い詰める。)

ビックゴールド「ふふ・・無駄だ。三人ではな。」
イクサー1「なにィ!?なぜ3人では駄目なのだ。」
ビックゴールド「日曜朝7時30分からのシリーズ
番組を観よ!悪に勝つには5人必要なのだ。
3人ではなにもできまい。わたしの勝ちだ!」
イクサーズ!!」

イクサー1「ふ、ビックゴールド、おまえほどの
者が『サンバルカン』を知らないらしいな。」
ビックゴールド「サンバルカンだと!?なんだそれは!?」
イクサー1「サンバルカンは文字通り3人だけの
戦隊、それで堂々悪に勝った!つまりわたしたち
3人だけでもおまえに勝てるというわけだ!!いくぞ!
イクサーズ・トリプル・サンダーアタック!!」
イクサー2「てー!」
イクサー3「いやっほー!」
(どどどどーーーーん(爆発音))


イクサー1「ビックゴールドは倒れた。これで
地球に平和が訪れるのか。」

ナレーション「かくして戦いはイクサーズの
勝利に終わった。これからも頼むぞ、イクサー1、
そしてありがとうイクサー1!!」


 

 

【解説】

 「戦え!イクサー1」は1985−1987年まで制作されたOVA作品。全部でV巻まで発売された。その後再編集された「特別編」というヴァージョンも存在する。
 原作は雑誌『レモンピープル』で有名な阿乱霊、監督・脚本は平野俊弘。音楽を当時宇宙刑事シリーズで人気があった渡辺宙明が担当したことが話題になった。またサー・バイオレットの声で今は亡き塩沢兼人が声をあてている。特撮番組にインスパイアされたその作風はマニアの間で高く評価され、その後の一連の美少女アクションアニメの走りになった記念碑的作品。