第十一使徒

監察官Q

 

 

 

残酷度☆☆☆☆☆
卑劣度☆☆☆
頭脳☆☆☆☆
マジックパワー(攻撃的)☆☆☆☆
マジックパワー(防御的)☆☆☆☆
攻撃力(物理的)☆☆☆
防御力(物理的)☆☆☆☆
総合力☆☆☆☆

(☆は五つで満点とする。)

 

 

 監察官Qはダークロン内部においてきわめて特異な位置に存在する使徒である。まずQは決して地球人類に対する「精神的侵略」には参加しない。なぜならQの本来の職務はダークロン内部での「闇の十二使徒」「暗闇獣」「ダークマン」の監視・処刑の遂行であるからだ。Qは別名「ダークロン秘密警察」と呼ばれる特殊部隊の最高責任者であり、裏切り者、脱走者、作戦の失敗者を無残な方法で虐殺する。それ故にダークマン・暗闇獣たちからは恐れと畏怖の入り混じった恐怖の信仰の対象であり、他の闇の十二使徒たちと決して、つるんだり打ち解けた話をすることもない。いや、他の十二使徒たちからさえも「悪夢の犬」(ナイトメア・ケルベロス)と呼ばれ軽蔑されている。最もその「軽蔑」はQに対する「恐れ」の裏返しなのであるが。現在、Qがこの地球に現れた理由は定かではないが、恐らく「闇の帝王」の勅命を受け、地球に赴任したものと思われる。くらやみ男爵が光姫に敗れた現在、闇姫とむくろ侯爵が地球侵略の陣頭指揮官を担っているのであるが「闇の帝王」は闇の十二使徒のなかでも新参者である闇姫とむくろ侯爵に疑心暗鬼の眼を向けていると推測される。それ故、監察官Qを地球に派遣し、「精神的侵略」の遂行をぬかりなく行うよう監視体制を強化したのであろう。地球人類には直接手を下さないがダークロン内部での恐怖の的、それが監察官Qの実態である。その能力はいまだ解明されていないが、画像左手に持った剣は「惨苦の剣(ざんくのつるぎ)」と呼ばれ、この剣で首を刎ねられても、また五体をばらばらにされようと、決して血液が切断面から漏れることはなく、2つに分断されたなら苦しみは2倍に8つに分断されたなら苦しみは8倍になると伝説される。その恐怖からQの正体は「地獄」の獄卒ではないか?という説が流れているが、これについてはいまだ定かではない。現在、むくろ侯爵がQに対して非常な恐怖と憤懣を抱いており、場合によってはダークロン内部での内部紛争も予想される。闇の十二使徒の中でもきわめて特異な存在の使徒である。